本エッチング作業工程  

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 本エッチングの作業工程のページです。

  1、下絵  

  2、肉彫り  

  3、段彫り  

  4、薬品処理  

  5、ぼかし上げ  

  6、完成  

  1、下絵  

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 トレーシングペーパーにエッチングの元になる線画を描きます。ガラスにビニールテープを一面に貼り、そこにトレーシングペーパーで図柄を写します。

 大まかな形から彫っていき、貼り込み・肉彫りを繰り返しだんだん細かくしていきます。なので、最初は図柄のアウトラインで切り、図柄全体を彫っていきます。

 彫るときのアタリとして、後で消せる絵の具などで裏面に線画を写しておきます。

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 彫ったあとの写真です。大まかに人物などの立体感を意識して彫っています。

 このように、平面の絵に、ものの形やふくらみを彫っていくことを「肉彫り」と呼びます。

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  2、肉彫り                                                                  このページの先頭 top

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 ビニールテープを剥がしたところを彫り、剥がしたテープをまた貼り込み、次に彫る部分を切って剥がし彫っていきます。

 切る・はがす・彫る・張り込むの繰り返しで、だんだん立体的に、だんだん細かく部分的に彫っていきます。

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  3、段彫り                                                            このページの先頭 top

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 肉彫りが終わったら、次に段彫りの作業になります。

 段彫りとは、物と物の境目に段差をつけることです。

 これによって更に物の前後や奥行きを表現します。

また、服の模様や髪の毛などの表現は、PCデータで制作します。そのデータは、シートにし、段彫りが終わったガラスに貼り込んで彫ります。

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  4、薬品処理                                                              このページの先頭 top

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 段彫りまで終わったら、薬品処理(タペ加工)をします。

 最後の仕上げでもう一度削っていくので、一度表面を滑らかしにします。

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  5、ぼかし上げ                                                            このページの先頭 top

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 最後に、ぼかしあげの作業です。

 黄色のセロハンテープを貼り、段彫りの段差に合わせてテープを切り、貼り込んでいきます。それをひとつひとつ剥がしながら砂をかけていきます。

 表面を薄く削り、タペ面の透明と削れた部分の白との差で作品を仕上げていきます。

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  6、完成  

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 エッチング作品集・板ガラス1

 悲母観音 

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 エッチング作品集・板ガラス1

 増長天 

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 エッチング作品集・板ガラス2

 アンギアリーの戦い 

 

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